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2014年05月25日

「鼻血は事実」として、福島の母親「美味しんぼ」言論抑圧に抗議



福島での原発事故を原因とした健康被害が実際に出ているかは、未だ実証されていないが、周辺で暮らしている住民が、体に何らかの原因不明の不調があったときに、チェルノブイリの被害を思い出して、「もしや」と思うのは当然だと思う。むしろ全く無関係だと思う方が、無神経ではないだろうか。
そのなかには、取り越し苦労の例もあるかもしれない。だが、放射線の被害のデータが少なく、専門家すら人体への低線量被曝の影響が十分に分かっていない現状で、例えば「美味しんぼ」で描かれたような鼻血の描写について、「そんなことはあり得ない」と断言することは、誰にもできないはずだ。
おかしいと思うのは、原因不明の体調不良について、それが「原発事故由来のものだ」ということを、事故の被害に遭った側が証明しなければならないということだ。そうではなく、加害者側が、それらの不安について丁寧に検証し、無関係だとすれば、それを証明する必要があるのではないだろうか。

「風評被害」という言葉は、ある意味で非常に便利で、声をあげた者を、復興を妨げる悪者にしてしまう。これは被害者を分断し、被害者同士を対立させる効果がある。そして、争いを避けるために、不安を持っている者たちは口をつぐんでしまうようになる。
首相を含め、原発再稼動を目指し、原発を他国へ輸出しようとする与党政治家たちは、「美味しんぼ」の描写に対し、「根拠のない風評被害である」とコメントした。
「美味しんぼ」の「福島の真実編」は、実際に原作者が現地に足を運び、現地の人々を取材した内容を書いたものであり、けして「根拠がない」と一笑に付してしまえるものではない。
「汚染水は完全にブロックされている」などと根拠のない発言をしているのは、むしろ首相の方だ。







posted by kei-onodera at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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