2Dトータルクリエイター、kei-onoderaのウェブログ
www.flickr.com
kei.onodera's items Go to kei.onodera's photostream

2009年09月20日

「オーラの泉」水面下バトル

鉛色の渚

ずいぶんと更新が滞っていて、罪悪感。
まあ、誰か特定の方が読んでいるわけではないだろうから、プレッシャーは少ないけど。
身内の入院、飼犬の手術、引越しの準備など重なり、「映画批評k.onoderaの日記」の方を更新するので精一杯という状況だった。

昨日はTVで、終了した「オーラの泉」の特別総集編をやっていて、あの独特な空気感を久々に見て、笑わせられた。
あの番組の一番の見所は、あの江原とかいうおじさんと、美輪と、ゲスト三者による水面下の駆け引きにあると思う。

それは、昨日の東野幸治のスタジオでのコメントに象徴的に表れている。
「ゲストとして来たときは正直、(霊視について)半信半疑だったけれど、実際にお二人に会ったら、その迫力で信じざるを得なくなってしまった」
たしか、こんな内容のことを言っていたはずだ。

ここで、東野幸治は何を考えてこういったセリフを吐いたかということなんだけど、それはおそらく、番組の空気をできるだけ壊さないように、視聴者に「俺はスピリチュアルとか信じてないですよ」というアピールのためだったように思われる。

本当にスピリチュアル・カウンセリングを信じている芸能人は除外するとして、この番組に出演しているゲストは、ある程度「汚い仕事」というか、事務所に命令されて嫌々出演しているんだろうと想像される。
だって、カルト宗教的な占い師に説教されるところを、日本全国に放送されるんだもの。
お馬鹿を標榜する芸能人はともかく、明らかにイメージダウンにつながるのは避けられないと思う。
失礼ながら、知的なイメージのあるゲストがほとんど呼ばれないのは、こういう理由からだろう。

そして、しょうがなく出演したゲストが何を望むのかというと、それはやはり、番組を成立させながらも、視聴者に向け「私は信じてない」メッセージを送り続けることだ。
しかし、江原・美輪両名の阻止によって、それはほとんどの場合失敗する。

まず、江原はゲストのプライベートな情報、「部屋が汚いでしょう」、「寝相が悪いでしょう」…みたいなことを、軽く暴露する。
本人や近親者にしか知りえない事実を突きつけることで、ゲストの動揺を誘うわけだ。
何故江原がそういうことを知っているかというと、近親者によるリークというのは考えにくいので、探偵に調べさせてる可能性が濃いと思う。
または、打ち合わせのときにゲスト本人が提供した情報なのかもしれない。
でも、「あれ?そのことって私、打ち合わせのときにお話しましたよね?」って言えないよ。本番中に。

そういう間にも、絶妙のタイミングで美輪の合いの手が入ってくる。
美輪さんという人は、いつからあのような求道的なキャラクターになったのだろうか。
どうして、何を根拠に、ゲストや視聴者に対しあんなに偉そうなのか、わけが分からない。
しかし、あの恰幅が原因なのか、とにかく威圧感、圧迫感は尋常ではなく、ああズケズケ言われると、相当に気が強くない限り、疑念や反抗心を完全に押さえ込まれてしまうだろうことは想像に難くない。

そしてトークは、ゲストが最も触れられたくないだろう、「死んだ家族」についての話題へ…
最も個人的なこと、そして大切にしている故人のことを勝手に語られるという屈辱感はとんでもないだろうし、そういう意味で泣いてしまったゲストもいただろう。

しかし、最も強いプレッシャーは、ゲストが少しでも疑念を差しはさむと、「この番組自体が成立しなくなる」という、ディレクター、スタッフ全員からの、無言の圧迫感に他ならないだろう。
それ故に、江原・美輪両名がもし間違ったことを言ったとしても、ゲストは同意せざるを得ないはずだ。

この、ゲスト自身の心の葛藤や、カルト宗教のメカニズムが垣間見える「オーラの泉」は、傍目から見ていると、申し訳ないけれど非常に面白くはある。
しかし、子供への教育的観点からは、この番組、終了して本当に良かったと思うよ。



posted by kei-onodera at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。