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2011年06月09日

ではどうするのか。-曖昧な内閣不信任への懐疑について-

菅直人を首相とする現内閣の不信任案提出と否決の報道は、中国のTVで見たのだが、あちらでもトップニュースとして扱われていた。

私が現内閣に対する不満はハッキリしていて、それは主に原発事故への対応についてだ。
ひとつは、文部科学省による住民へのシーベルト基準案の甘さについて。
そして避難地域の拡大と保障、さらに汚染食品の出荷停止の強化。
事故発生当時の対応と、隠蔽している全ての情報の公開。
原発に頼らないエネルギー政策の確約。

上記の点については、国民の命に関わる国家的犯罪につながるものなので、早急な改善を求めたいし、改善が行われないのであれば、私もこの内閣について否としたいと思う。
しかし裏を返せば、この点さえ改善されるのならば、少なくとも個人的には、現内閣の対応はベターであると思うし、なかでも浜岡原発停止要求は非常に評価できる決定だとも思っている。
これは、原発利権との癒着が根深い自民党の議員には、まず無理だっただろう。

しかし、今回の野党による不信任と、与党内部の不満というのが、どこに根ざしたものなのか、何の対応について問題にしたものなのかがよく分からない。
それは各議員の考え方にもよるからなのだろうが、現状では「管ではだめだ」というアナウンスが飛び交うばかりである。

不信任案は、まず問題点を明確にし、その改善策を示すことが前提にあるべきで、その案が容れられなかった場合において提出されるべきであろう。
自分自身がリスクをとらずに、他人を弾劾しようとすることは、倫理的にも論理的にも間違っている。
これでは、党利党略のために、一連の災害を利用していると判断するしかない。

問題点を明確にしなければ、良くなりようもない。
他の民主党代表によって組閣されたらどうなるのか、自民党代表によって組閣されたらどうなるのか。
現状に比べ、私は内閣が代わることで上記の問題が改善されるとは思えないし、さらに行政の対応が悪化する可能性が大きいのではないかと危惧をしている。

現政権にNOを突きつける議員、党は、今後のエネルギー問題について、「原発を使い続けるかどうか」、ここを明確にしなければフェアではないと思う。
共産党や社民党が政権をとるのならともかく、エネルギー政策について具体的なマニフェストを掲げない自公政党や民主党小沢派に、現政権以上の断固とした措置がとれるわけがないと思っている。
彼らは現政権よりも、原発推進論者が多い。さらに深く既得権益のコネクションの中にあるからである。


posted by kei-onodera at 15:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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